FTPサーバー vsftpdのインストール方法




FTPを使うにはサーバー側にFTPサーバーを構築する必要があります。
vsftpdとうFTPサーバーをインストールしてみます。

vsftpdのインストール

vsftpdがインストールされているかを調べます。
 

# rpm -q vsftpd

 

パッケージ vsftpd はインストールされていません。

※インストールされているとバージョンが表示されます。

 

#yum install vsftpd

 

Loaded plugins: fastestmirror
Determining fastest mirrors
* base: www.ftp.ne.jp
* extras: www.ftp.ne.jp
* updates: www.ftp.ne.jp

~中略~

Finished Transaction Test
Transaction Test Succeeded
Running Transaction
Installing : vsftpd 1/1

Installed:
vsftpd.x86_64 0:2.0.5-21.el5

Complete!

vsftpdの設定方法

 

 

# vi /etc/vsftpd/vsftpd.conf

で設定ファイルを開きます。

デフォルトでanonymous FTPが有効。つまり匿名ユーザーがパスワード無しでFTP接続できてしまいます。

「anonymous_enable=YES」

を探して

「anonymous_enable=NO」

に変更しましょう

 

# Allow anonymous FTP? (Beware – allowed by default if you comment this out).
anonymous_enable=No

 
ASCⅡもーどによるアップロード・ダウンロードを有効にします。
「ascii_upload_enable=YES」「ascii_download_enable=YES」のコメントアウト「#」を取ります。

# ASCII mangling is a horrible feature of the protocol.
ascii_upload_enable=YES
ascii_download_enable=YES

 
すべてのユーザーに対しホームディレクトリより上にアクセスすることを禁止する場合はchrootを設定します。
 

chroot_local_user=YES
chroot_list_enable=YES
chroot_list_file=/etc/vsftpd/chroot_list

この設定により、「chroot_list_file=」で指定したユーザーのみが上位のディレクトリにアクセスできます。
※注意(この設定をするとホームディレクトリを作っていないとFTPでログインできません。rootでサーバー構築をする時などはここを設定しないで、後から設定するのも良いでしょう)
 

ドットが最初にくるファイルが見えるようにする
(「.htaccess」などを使うために)

force_dot_files=YES

vsftpdの再起動

# /etc/rc.d/init.d/vsftpd start

 
結果

vsftpd 用の vsftpd を起動中: [ OK ]

再起動時に自動に立ち上げ

# chkconfig —-level 345 vsftpd on

ランレベルは3・4・5がONになっていればよい。

※chkconfigが効かない場合は下記を参照
chkconfigが使えない(CentOS) PATHの通し方
※うまくパスが通らない場合は /sbin/chkconfigのような形にする。
 
登録されているか確認

# chkconfig —-list

 
これで再起動しても自動でvsftpdが立ち上がります。




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